![]() 浸漬処理装置
专利摘要:
既知のようにして、処理液で充填可能な、少なくとも1つの浸漬槽(2;102;202)を有する、浸漬処理設備、特に電気泳動浸漬塗装設備(1;101;200)が記述される。移送システム(4;104;206)が、処理すべき対象(3;103;204)を浸漬槽(2;102;202)へ近づけ、浸漬槽(2;102;202)の内部空間へ挿入し、浸漬槽(2;102;202)から取り出して、そこから離れるように案内する。少なくとも1つの移送キャリッジ(5;105;208)を有し、その移送キャリッジに、垂直に走行可能な垂直キャリッジ(21;121;256)が配置されている。それに、回転軸(24;124;262)を定める構成部品(24;124;260)が軸承されており、その構成部品が、処理すべき対象(3;103;203)のための固定装置(29;129;212、272)を支持している。このようにして、水平の直線運動、垂直の直線運動および回転軸(24;124;262)を中心とする回転運動を重ね合わせた、対象(3;103;204)のための移動シーケンスを得ることができる。 公开号:JP2011508082A 申请号:JP2010540039 申请日:2008-11-29 公开日:2011-03-10 发明作者:アルベック,セバスティアン;ベリサリオ;デュラン エスピノサ,アントニオ;ユーゴ;バラガン ゴンザレス,ビクト;ハンフ,ユールゲン;ロビン,ユールク 申请人:アイゼンマン アンラゲンバウ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト; IPC主号:C25D13-00
专利说明:
[0001] 本発明は、 a)処理液で満たすことができ、その中へ処理すべき対象、特に車両ボディを浸漬することができる、少なくとも1つの浸漬槽; b)処理すべき対象を浸漬槽へ近づけ、浸漬槽の内部空間内へ移動させ、浸漬槽から出してそこから離れるように移動させることができ、かつ少なくとも1つの移送キャリッジを有し、その移送キャリッジが、回転軸を中心に回転可能な固定装置を有し、その固定装置に少なくとも1つの対象を固定することができる、移送システム、 を有する、浸漬処理装置に関する。] 背景技術 [0002] 電気泳動浸漬設備の特殊な形状の、この種の浸漬処理装置が、特許文献1から知られている。ここでは、各移送キャリッジが、少なくとも1つの揺動アームを有しており、その揺動アームは、一方の端部において、移送キャリッジと共に走行する第1の回転軸を中心に揺動可能であって、他方の端部においては第1の回転軸を介して固定装置を支持しており、その固定装置に、塗装すべき対象が固定されている。車両ボディをここで浸漬槽内へ浸漬させる運動は、2つの上述した回転軸を中心とする2つの回転運動と、水平方向における並進的直線運動の重ね合わせと考えることができる。この既知の浸漬塗装設備は、得ることのできる移動運動学における極めて大きい可変性と高い柔軟性を有している。これは、もちろん所定の装置的コストをもって購われなければならない。というのは、固定装置とそれに伴って塗装すべき対象を支持する種々の構成部材が、比較的高い負荷にさらされるからである。] [0003] 少し前の浸漬塗装設備が、特許文献2から知られている。これにおいて、移送装置は次のように、すなわち処理すべき対象が、純粋な並進運動と、移送方向に対して垂直に方向付けされた軸を中心とする純粋な回転運動を重ね合わせながら、槽内へ浸漬されて、再びそこから持ち上げられるように、形成されている。回転軸は、車両ボディの輪郭の外側に比較的遠く、従ってその重心から離れている。塗装すべき対象が著しい重量を有する場合に、大きな力が発生するので、ここでは極めて複雑な保持架台が必要とされる。さらに、対象を浸漬し、かつ取り出す場合に唯一の運動学のみが可能である。] 先行技術 [0004] 独国特許公報DE10103837B4 独国特許公報DE19641048C2] 発明が解決しようとする課題 [0005] 本発明の課題は、冒頭で挙げた種類の浸漬処理装置を、移動運動学のできる限り大きい可変性と柔軟性を維持しながら、装置的なコストが削減されるように、形成することである。] 課題を解決するための手段 [0006] この課題は、本発明によれば、 c)移送キャリッジが、垂直に走行可能なキャリッジを有し、そのキャリッジに回転軸を定める構成部品が次のように、すなわち全体として少なくとも1つの対象のために、水平の直線運動、垂直の直線運動および回転軸を中心とする回転運動を重ね合わせた、移動シーケンスが得られるように、軸承されていることによって解決される。] [0007] 従って本発明によれば、冒頭で挙げた特許文献1におけるように、2つの回転運動と1つの直線の並進運動を重ね合わせるのではなく、2つの互いに対して垂直に向けられた直線運動と唯一の回転運動が、重ね合わせられる。これは、実際に、曲げ負荷を受ける部材が存在しない、という利点を有している;垂直に走行可能なキャリッジを支持する構造と、垂直に走行可能なキャリッジ自体が、実質的に、その自己の重量と塗装すべき対象の重量を受けて、引っ張り負荷のみにさらされる。回転軸は、塗装すべき対象の重心を通り、あるいはいずれにしてもその近傍に延びるように配置することができるので、回転軸を中心とする回転運動は、わずかなトルクで行うことができる。] [0008] 本発明のコンセプトは、常に対象のすべての運動が、すべての運動自由度の重ね合わせから構成されなければならないことを、意味してはいない。装置が、3つの運動自由度をすべて同時に利用する可能性を提供すれば、十分である。] [0009] 好ましくは、各移送キャリッジは、次のものを有している: a)駆動レールに接して動力で走行可能な駆動装置; b)駆動装置に結合された支持構造であって、それにキャリッジが固定されている。] [0010] この形態によって、他の適用領域から知られた、駆動装置と駆動レールを使用することが、可能になる。それによって、そこですでに使用されている、最良であると実証されている、すべてのテクノロジーと制御方法が利用される。] [0011] これは、特に、駆動レールと駆動装置が、従来の懸吊運搬装置の形式で形成されている場合に、当てはまる。] [0012] 支持構造は、支持キャリッジとすることができ、その支持キャリッジがガイドフレームを有し、そのガイドフレームが、移動方向に延びる少なくとも1つのガイドレールに接して案内されている。このようにして、移送キャリッジが、望ましくない運動に対して安定化されている。ガイドレールは、キャリッジとそれに固定されている対象の重量の小部分または大部分を吸収することができる。] [0013] 本発明の特に好ましい実施形態において、駆動装置は、少なくとも1つの動力で回転可能な巻取りローラを有しており、その上に少なくとも1本のフレキシブルな引っ張り手段が巻取り可能ないしそこから引出し可能であって、その下方の端部が、垂直に走行可能なキャリッジと結合されている。これが、キャリッジを垂直に移動させる、特に簡単なやり方である。] [0014] 代替的に、支持キャリッジが、垂直に移動できない部分に、動力で回転可能な巻取りローラを有することもできる。] [0015] フレキシブルな引っ張り手段として、特に支持バンドまたはチェーンが考えられる。後者は、圧力を受けて強張るように、形成することができるので、押圧力を伝達することができる。、そうでないと対象が液上で浮遊してしまう場合に、必要であれば、懸架された対象をアクティブに液面下へ押圧することもできる。このようなチェーンは、市場で入手できる。] [0016] 支持構造は、代替的な形成において、好ましくは、垂直方向に引込みないし引出し可能な伸縮装置によって包囲することができ、その伸縮装置がキャリッジを案内する。] [0017] 回転軸を定める構成部品を回転させることができるモータが、好ましくはキャリッジに配置されて、それと共に垂直に摺動することができる。それによって、回転モータと回転軸の幾何学的相対運動は、キャリッジが移動する場合にも変化せず、それがトルク伝達を容易にする。] [0018] 支持キャリッジが、駆動装置に対して、実質的に垂直の軸を中心に回転可能である場合に、移送キャリッジは、浸漬塗装設備の、処理された対象が取り出される出口から、処理すべき対象がセットされる入口へ戻る帰路上で、移動方向に対して垂直に余り場所を必要としない位置へ移動することができる。このようにしても、対象の移動のためのさらなる自由度が実現される。] [0019] 浸漬処理設備の出口から入口へ移送キャリッジが戻るルートに沿って、支持キャリッジに設けられたガイド部材と協働する、少なくとも1本のガイドレールが延びるようにすることができる。このガイド装置は、支持キャリッジが駆動装置に対して管理されずに揺動することを回避するのに十分な、わずかな力を吸収するだけでよい。] [0020] 移送キャリッジは、固定装置が、レールの少なくとも一部に沿って、レールに対して側方へ変位して移送可能であるように、整えることができる。このようにして、固定装置の上方の空間とそれに固定されている対象の上方の空間も、そこに特に、移送キャリッジの移送に必要なコンポーネントが配置されないように、あけておくことができる。] [0021] 固定装置が、固定手段を備えた支持構造を有しており、その支持構造が側面のみを介して、移送キャリッジの他の構成部分によって支持されていると、効果的である。固定装置が、固定装置を越えて上方に延びるブラケットによって保持されている、既知の懸吊運搬システムとは異なり、支持構造に固定装置を固定することは、一方の側からだけ行われる。従って、移送キャリッジの、固定装置を保持するコンポーネントが、固定装置の上方に配置されることもない。] [0022] 対象が、レールに懸架された移送キャリッジによって、レールの側方となりで案内される場合には、移送キャリッジにとって、レールへ近づくように水平方向に傾く危険があって、それは対象によって主として水平方向にもたらされる力に起因する。従って、移送キャリッジを、レールに対して平行な傾き軸を中心に傾かないように固定する、然るべき固定手段が設けられていると、効果的である。] [0023] そのために、固定手段は、レールに対して平行かつその下方に配置された支持構造を有しており、その支持構造に移送キャリッジが支持される。] [0024] 固定手段は、好ましくは、移送キャリッジに取り付けられた、垂直の回転軸を中心に回転可能なガイドローラを有し、そのガイドローラが、それに相補的なガイドレール内で案内される形式で形成することができ、ガイドレールが駆動レールの下方で、それに対して平行に延びている。] [0025] 以下、本発明の実施例を、図面を用いて詳細に説明する。] 図面の簡単な説明 [0026] 車両ボディのための電気泳動浸漬塗装設備の一部を示す側面図である。 車両ボディを図1の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ浸漬する際の1つの位相を示す斜視図である。 車両ボディを図1の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ浸漬する際の1つの位相を示す斜視図である。 車両ボディを図1の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ浸漬する際の1つの位相を示す斜視図である。 車両ボディを図1の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ浸漬する際の1つの位相を示す斜視図である。 車両ボディを図1の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ浸漬する際の1つの位相を示す斜視図である。 車両ボディを図1の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ浸漬する際の1つの位相を示す斜視図である。 車両ボディを図1の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ浸漬する際の1つの位相を示す斜視図である。 図1の電気泳動浸漬塗装設備であるが、塗装すべき小物品のための保持ケージを有している。 車両ボディのための電気泳動浸漬塗装設備の第2の実施例を、図1と同様に示す側面図である。 図10の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬する際の1つの位相を示す斜視図である。 図10の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬する際の1つの位相を示す斜視図である。 図10の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬する際の1つの位相を示す斜視図である。 図10の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬する際の1つの位相を示す斜視図である。 図10の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬する際の1つの位相を示す斜視図である。 図10の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬する際の1つの位相を示す斜視図である。 図10の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬する際の1つの位相を示す斜視図である。 図10から17の浸漬塗装設備において、塗装すべき対象を移送するために使用されるような、移送キャリッジを、設備の出口からその入口へ戻す工程の間において示す斜視図である。 図10から18の浸漬塗装設備であるが、塗装すべき小物品のための保持バスケットが搭載されている。 図1の浸漬塗装設備であるが、車両ボディが通過する際に異なる運動学を有している。 車両ボディのための電気泳動浸漬塗装設備の第3の実施例を示す、図1および図10と同様の側面図である。 図21の浸漬塗装設備において塗装すべき車両ボディを移送するために使用されるような、伸縮アームを有する移送キャリッジを、設備の出口からその入口へ戻す工程の間に、1つの視線方向から示す斜視図である。 図21の浸漬塗装設備において塗装すべき車両ボディを移送するために使用されるような、伸縮アームを有する移送キャリッジを、設備の出口からその入口へ戻す工程の間に、別の視線方向から示す斜視図である。 図21の電気泳動浸漬塗装設備において使用されるような、移送キャリッジの駆動装置の詳細を拡大した縮尺寸法で示す斜視図であって、伸縮アームを回転させるための機構が示されている。 伸縮アームのサイドガイドの詳細を、1つの視線方向から拡大した縮尺寸法で示す斜視図である。 伸縮アームのサイドガイドの詳細を、別の視線方向から拡大した縮尺寸法で示す斜視図である。 図21の浸漬塗装設備において使用されるような、移送キャリッジの固定装置の詳細を、拡大した縮尺寸法で示す斜視図である。 図21の電気泳動浸漬塗装設備の移送キャリッジにおいて使用されるような、伸縮アームの第1の実施例を1つの視点で示している。 図21の電気泳動浸漬塗装設備の移送キャリッジにおいて使用されるような、伸縮アームの第1の実施例を1つの視点で示している。 図21の電気泳動浸漬塗装設備の移送キャリッジにおいて使用されるような、伸縮アームの第1の実施例を1つの視点で示している。 図21の電気泳動浸漬塗装設備の移送キャリッジにおいて使用されるような、伸縮アームの第1の実施例を1つの視点で示している。 図21の電気泳動浸漬塗装設備の移送キャリッジにおいて使用されるような、伸縮アームの第1の実施例を1つの視点で示している。 図21の電気泳動浸漬塗装設備において使用されるような、伸縮アームの第2の実施例を1つの視点で示している。 図21の電気泳動浸漬塗装設備において使用されるような、伸縮アームの第2の実施例を1つの視点で示している。 図21の電気泳動浸漬塗装設備において使用されるような、伸縮アームの第2の実施例を1つの視点で示している。 図21の電気泳動浸漬塗装設備において使用されるような、伸縮アームの第2の実施例を1つの視点で示している。 図21の電気泳動浸漬塗装設備において使用されるような、伸縮アームの第2の実施例を1つの視点で示している。 図21の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬させる場合の1つの位相を示す斜視図である。 図21の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬させる場合の1つの位相を示す斜視図である。 図21の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬させる場合の1つの位相を示す斜視図である。 図21の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬させる場合の1つの位相を示す斜視図である。 図21の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬させる場合の1つの位相を示す斜視図である。 図21の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬させる場合の1つの位相を示す斜視図である。 図21の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬させる場合の1つの位相を示す斜視図である。 図21の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬させる場合の1つの位相を示す斜視図である。 図21の電気泳動浸漬塗装設備の浸漬槽内へ車両ボディを浸漬させる場合の1つの位相を示す斜視図である。] 図1 図10 図21 実施例 [0027] まず、図1を参照する。ここに図示し、全体を参照符号1で示す電気泳動浸漬塗装設備は、浸漬処理設備のための特殊な例である。同設備は、浸漬槽2を有しており、その浸漬槽は既知のように、所定の液面まで液状の塗料で満たされている。塗装すべき対象、図示の実施例においては車両ボディ3と、車両ボディ3の移動路に沿って配置され、かつ見やすくするために示されていない陽極との間に形成される電場内で、顔料粒子が車両ボディ3上へ移動して、そこに沈積する。このプロセスの詳細は、一般に知られており、ここでは詳しく説明しない。] 図1 [0028] 車両ボディ3は、移送システム4を用いて設備を通り、特に浸漬槽2とその中にある塗料を通して案内される。移送システム4は、多数の移送キャリッジ5を有しており、その移送キャリッジが駆動装置6と、それと結合された保持ワゴン7とを有している。浸漬槽2の上方のほぼ中央に、従来の懸吊運搬装置において使用されるような、I字プロフィールを有する駆動レール41が延びている。駆動レール41のほぼ下方において、この駆動レールに対して平行に、2本のガイドレール8が延びており、それらガイドレールは、特に図2から8において良好に認識できる。] 図2 [0029] 駆動装置6は、原理的に、従来の懸吊運搬装置から知られた構造である。これらの駆動装置6の各々は、専門用語で「リーダー」と称する、移動方向に先を急ぐシャーシ9と、専門用語で「フォロワー」と称する、移動方向に後を追うシャーシ10とを有している。リーダー9とフォロワー10には、既知のようにガイドおよび支持ローラ(図示せず)が搭載されており、それらは駆動レール7のI字状のプロフィールの種々の面で転動する。リーダー9のローラの少なくとも1つは、駆動ローラとして用いられ、そのために電動機11によって回転可能である。] [0030] 各駆動装置6のリーダー9とフォロワー10は、結合構造12によって互いに結合されている。この結合構造が、既知のように、制御装置13を支持しており、その制御装置がまた、浸漬塗装設備1の中央の制御と、そして場合によっては浸漬塗装設備1内に設けられている他の駆動装置6の制御装置13と通信することができる。このようにして、種々の移送キャリッジ5のほぼ独立した運動が可能である。各駆動装置6のリーダー9とフォロワー10の間には、軸14が延びており、この軸は、図2と8のみで見られ、かつその軸上に2つのアングルローラ15が相対回動不能に固定されている。軸14は、その両方の端部において、リーダー9とフォロワー10の領域内の結合構造12内に軸承されており、かつ巻き線モータ16によって回転され、その巻き線モータも図2と8のみに示されており、かつリーダー9の領域内で結合構造12に固定されている。巻き線モータ16によって軸14を回転させることによって、2本の支持バンド17が巻取りローラ15に巻かれ、ないしはそれから引き出され、その機能については後に詳しく説明する。] 図2 [0031] 各支持キャリッジ7は、矩形の形状のガイドフレーム18を有しており、その長い方の側が、移動方向に対して垂直に延びている。ガイドフレーム18の幅狭側が、その両方の端部にガイドローラ19を支持しており、そのガイドローラが、2本のガイドレール8のC字プロフィールの内面に接して転動する。これら2つの幅狭側のほぼ中央の領域内に、それぞれ垂直に下方へ向かって延びるガイドレール20が固定されている。これらのガイドレール20において、垂直キャリッジ21が垂直に移動可能に案内されている。垂直キャリッジ21は、同様に、実質的に矩形である;その2つの垂直の側は、中空のガイドプロフィール22によって形成されており、それらガイドプロフィールは、その上方の端部において、横トラバース45によって互いに結合されている。] [0032] 2つのガイドプロフィール22のそれぞれ下方の端部に、それぞれ回転ピン24が軸承されており、それら回転ピンは同軸に方向づけされており、そのようにして回転軸を定める。] [0033] 垂直キャリッジ21の上方の横トラバース45の下側に、ほぼその中央において、駆動レール7の下方に、短い長手支持体25が取り付けられており、その支持体は、図で見ることができ、かつその支持体に、支持バンド17の下方の端部が固定されている。長手支持体25は、さらに、ギアモータ26を支持しており、そのギアモータの出力軸が、2つのトランスミッション装置27を介して、回転ピン24の外側に位置する端部と結合されている。トランスミッション装置27は、それぞれジョイント軸を有しており、そのジョイント軸がギアモータ26から、2つの中空のガイドプロフィール22の1つへ延びており、そこで、図示されない駆動機構と結合されており、その駆動機構は、中空のガイドプロフィール22の内部で下方へ向かって延びており、かつその下方の端部において、回転軸24と結合されている。このようにして、ギアモータ26の操作によって、回転ピン24が両回転方向に回転する。] [0034] ガイドプロフィール22の外側に、それぞれローラが取り付けられており、そのローラが内側からガイドレール20内へ嵌入するので、垂直キャリッジ21はガイドレール20の間で摩擦なしで垂直に走行することができる。] [0035] 各駆動装置6は、斜めに延びる駆動ロッド28によって、付属の支持キャリッジ7と結合されており、その駆動ロッドは、その下方の端部において、ガイドフレーム18の横トラバース23とリンク的に、その上方の端部においては、リーダー9の領域内で、駆動装置6の結合構造12とリンク的に固定されている。] [0036] 回転ピン24に、それぞれ2つのフラップ42を介して、全体を参照符号29で示す固定装置が固定されており、その固定装置に、既知のように、塗装すべき車両ボディ3を取外し可能に固定することができる。フラップ42の寸法は、回転ピン24の共通の軸が、少なくともほぼ車両ボディ3の重心を通って延びるように設計されている。] [0037] 上述した電気泳動浸漬塗装設備1の機能方法は、以下のごとくである:] [0038] 塗装すべき車両ボディ3が、図1において左から、実質的に水平の方向付けで(矢印60)、前処理ステーションから供給され、その前処理ステーションにおいて、車両ボディ3は、既知のように、洗浄、脱脂などによって、塗装工程に合わせて準備される。垂直キャリッジ21は、その一番上の位置へ移動され、その位置において支持バンド17が巻取りローラ15上に巻き上げられる。それに応じた位置が、図2に斜視図で示されている。該当する移送キャリッジ5の駆動装置6が、電動機11によって駆動レール41に沿って浸漬槽2へ供給され、付属の支持キャリッジ7が駆動ロッド28によって後ろへ引かれる。支持キャリッジ7のガイドローラ19が、ガイドレール8の該当する面に接して転動する。] 図1 図2 [0039] 支持キャリッジ7とそれに固定された車両ボディ3の重量のどの割合が、一方で支持バンド17とそれに伴って最終的に駆動レール41を介して、そして他方ではガイドレール8を介して吸収されるかは、目的に合わせた理由に従って決定することができる。原則的に、この重量を、駆動レール41のみを介して吸収することも、ガイドレール8のみを介して吸収することも、そしてまた混合して駆動レール41とガイドレール8を介して吸収することも、考えられる。] [0040] 移送キャリッジ5が、浸漬槽2の、入口側にある前壁に接近すると、巻き線モータ16を用いて支持バンド17が巻取りローラ15から引き出されることによって、車両ボディ3が設けられている垂直キャリッジ21が、段階的に下降される。車両ボディ3のフロントが、浸漬槽2の前壁を越えて浸漬槽2の内部へ突出するとすぐに、同時にギアモータ26によって回転ピン24とそれに伴って固定装置29全体が車両ボディ3と共に回動される。従ってこの領域内で、車両ボディ3の全体運動は、3つの運動の重ね合わせすなわちレール7、8に沿った水平の直線運動(矢印60)、ガイドレール20に沿った垂直の直線運動および図1の視点において回転軸24の軸線を中心とする時計方向の回転運動の重ね合わせと考えられる。車両ボディ3は、浸漬槽2の入口側の前壁を越えて「回る」。それに応じた位置が、図3に斜視図で示されている。] 図1 図3 [0041] 垂直キャリッジ21の下降が続き、かつ回転ピン24の軸を中心とする車両ボディ3の回転が続くうちに、最終的に、図4に示すように、車両ボディ3が実質的に垂直になる位置が達成される。車両ボディ3は、まだ浸漬槽2の入口側の前壁の比較的近傍にある。移送キャリッジ5がさらに移動されて、それに伴って車両ボディ3の中心と浸漬槽2の入口側の前壁との間の間隔が増大する程度において、回転ピン24とそれに伴って車両ボディ3がさらに時計方向に回転されるので、車両ボディ3はひっくり返り始める。水平方向の移動速度と回転速度は、この浸漬運動において車両ボディ3のフロントが、浸漬槽2の入口側の前側からほぼ同一の間隔を維持するように、互いに調整することができる。] 図4 [0042] 遅くとも、車両ボディ3が完全に「ひっくり返り」、従って再び水平に位置し、かつ図5に示される瞬間において、車両ボディ3は、完全に液状の塗料内に浸漬されている。車両ボディ3は、まず、この位置において、移送キャリッジ5を用いてさらに、浸漬槽2の出口側の前壁に近づくまで、浸漬槽2を通して移動される。その後、車両ボディ3の引上げ工程が開始される。これは、再び3つの運動の、すなわち移送方向60における水平の直線運動、ガイドレール20に沿った垂直運動および回転ピン24の軸を中心とする回転運動、の重ね合わせとして表される。まず、図6に示すように、車両ボディ3は、回転ピン24が時計方向にさらに回転することによって、垂直にされる。その後、車両ボディ3は、垂直キャリッジ21が引き上げられ、かつ回転運動が続行されるなかで、浸漬槽2の出口側の前壁を越えて「回り」(図7を参照)、その後新たに移送方向60において、浸漬槽2の後方で、新しく塗装された車両ボディ3の、図8に示す、水平の位置が得られる。] 図5 図6 図7 図8 [0043] 上述した、浸漬槽2を通過する際の車両ボディ3の移動シーケンスは、単なる例である。移送キャリッジ5の構造的形成は、多数の他の運動学を許し、それらをそれぞれ車両ボディ3の種類に適合させることができる。上述した浸漬塗装設備1は、図9に図式的に示すように、もっと小さい対象(小物品)を浸漬塗装するために使用することもできる。車両ボディ3の代わりに、そこでは保持バスケット40が、移送キャリッジ5の固定装置29に固定されており、その保持バスケットが、(図示しない)小片の、塗装すべき対象を、たとえばばらで保持する。液状の塗料の浸入を許す、この保持バスケット40は、車両ボディ3について上述したのと同様に、浸漬槽2内の液状の塗料を通して案内される。もちろん、保持バスケット40は、「ひっくり返され」ない。保持バスケットは、新たに水平に方向付けされる、図9に示す浸漬槽2内のその中央の位置に、反時計方向に向けられた回転運動によって達するので、従って保持バスケット40の上側は、塗料内へ浸漬された後も、さらに上方を向いている。このようにして、保持バスケット40の上側を、開けておくことが可能であって、保持バスケット40の中身がこぼれることはない。これは、保持バスケット40の装填と排出の際に利点となる。] 図9 [0044] 図10から19には、上で図1から9を用いて説明した実施例に非常によく似た、電気泳動浸漬塗装設備の第2の実施例が示されている。従って対応する部分は、同一の参照符号に100を加えたものを有している。以下の説明は、2つの実施例の間に生じる差のみに制限される。] 図1 図10 [0045] 図10から19に示す実施例は、特に、各移送キャリッジ105の支持キャリッジ107が、付属の駆動装置106に対して垂直の軸を中心に回転可能であることを、特徴としている。この構造特徴の意味は、後に明らかにされる。図1から9の実施例においては存在しなかった、この付加的な回転自由度は、特に図18において良好に認識される、以下の構造的特徴によって可能になる:] 図1 図10 図18 [0046] ガイドフレーム119の幅狭側の間の中心において、2つの長い側に長手トラバース150が固定されている。この長手トラバース150上に、軸114が軸承されており、この軸は、図1の実施例においては、駆動装置6の結合構造12に固定されていた。巻き線モータ116も、長手トラバース150の上側に配置されている。同様に、長手トラバース150の上側に、門形の連動子構造151が固定されており、その連動子構造が軸114を橋渡しし、かつその上側に、図においてはそれ自体見つけるのが困難な、回転ピン152の下方の端部が固定されている。回転ピン152自体は、軸受153内に軸承されており、その軸受は、駆動装置106の結合構造112の下側に設けられた、ほぼ三角形状の連動プレート154の切欠き内に固定されている。図面では、駆動モータは見えないが、それを用いて回転ピン152をその軸を中心に回転させることができる。] 図1 [0047] ガイドフレーム118の角部に、上へ突出するガイド部材155が固定されており、そのガイド部材は、図10から17と19において、特にはっきりと認識され、その機能についてはさらに下で明らかになる。] 図10 [0048] 浸漬塗装設備101の第2の実施例の機能は、以下のごとくである:] [0049] 図10から17に示す浸漬槽102を通る車両ボディ103の通過は、上で図1から8を用いて第1の実施例について説明したのと同様に行われる。駆動装置106を支持キャリッジ107と結合する回転ピン152は、好ましくは、軸受153内にロックされている;ガイドフレーム118の方向付けは、その幅狭側がガイドレール108に隣接し、かつガイドローラ119がガイドレール118内へ係合するように行われる。] 図1 図10 [0050] 第2の実施例において移送キャリッジ105が有する付加的な回転自由度は、車両ボディ103が浸漬槽を去って、次の加工のために移送キャリッジ105によって取り出された場合に、初めて重要になる。移送キャリッジ205は、再び浸漬塗装設備101の入口へ戻って、それによってそこで新たに、これから塗装すべき車両ボディ103を装填できるようにされなければならない。そのために、移送キャリッジ105のガイドフレーム118は、ガイドレール108を出て、そのガイドレールは、然るべき箇所において単純に終わることができる。そして、支持キャリッジ107は、移送キャリッジ105に対して、回転ピン152の垂直の軸を中心に90°だけ動力で回転することができるので、今度は矩形のガイドフレーム118の長手側が、図18に示すように、移動方向に対して平行になる。、ガイドフレーム119の上側に設けられたガイド部材155が、移送キャリッジ105のガイドルートに沿って、さらに移動された駆動レール107に対して平行に延びる、(個々の)ガイドレール156と係合する。ガイド部材155とガイドレール156が交互に係合することによって、駆動装置106に対して支持キャリッジ107が不用意かつ管理されずに移動することが、阻止される。] 図18 [0051] 駆動装置106に対して支持キャリッジ107が回転することによって、移送キャリッジ105が浸漬塗装設備101の出口からその入口へ戻る途上の移送キャリッジ105のためのスペース需要が減少される。このスペース節約が大きくなるほど、矩形のガイドフレーム119の幅狭側が、それだけ短くなる。] [0052] もちろん、図19に図式的に示すように、浸漬塗装設備101の第2の実施形態に、車両ボディ103を設ける代わりに、塗装すべき小片の対象のための保持バスケット140を設けることもできる。] 図19 [0053] 上述した2つの実施例においては、並進駆動(図1の矢印60に示す水平方向の直線運動)のために、駆動装置6;106として、実質的に従来の懸吊運搬設備の駆動装置が使用された。これは、互いに独立して走行し、停止され、場合によってはその運動方向を反転することができるという、駆動における特に大きな可変性の利点を有しており、必要な制御手段は、開発されており、かつ実証されている。しかしもちろん、支持キャリッジ7;107のために、他の駆動装置を設けることもでき、原則的に、支持キャリッジ7;107を下方へ向かって懸架することができる、すべての移送手段が考えられる。] 図1 [0054] 図1から19を用いて上で説明した、浸漬槽2;102を通して車両ボディ3;103を案内するやり方は、浸漬塗装設備1;101によって実現することができる多数の異なる運動学の1つの例でしか過ぎない。他の例が、図20に図式的に示されている。ここでは、供給される車両ボディ3は、すでに、浸漬槽2からある程度離れて、水平に対して約45°の角度にされている。その後、浸漬槽2の入口側の前壁を越えて車両ボディ3が「回る」ことは、この斜め位置から、図1におけるのと同様に行われる。しかし、車両ボディ3の水平の仰向け位置が達成される前に、車両ボディは所定の区間新たに、水平に対して約45°の角度で移動され、取出し前に水平の仰向け位置を通過した後も同様である。この斜め位置の方向が、移送方向に設備を短縮する。] 図1 図20 [0055] 図21から38には、電気泳動浸漬塗装設備200の第3の実施例が示されている。これは、液状の塗料で満たされた浸漬槽202を有している。図1から19に示す実施例と同様に、車両ボディ204と、車両ボディ204の移動ルートに沿って配置されて、見やすくする理由から図示されていない陽極との間に形成れる電場内で、色素粒子が車両ボディ204上へ移動して、それに沈積する。] 図1 図21 [0056] 車両ボディ204は、移送システム206を用いて設備を通り、特に浸漬槽202とその中にある塗料を通って案内される。移送システム206は、多数の移送キャリッジ208を有しており、その移送キャリッジ自体は、駆動装置210と支持キャリッジ212を有しており、それらは他の、後に詳細に説明する伸縮装置214を介して互いに結合されている。] [0057] 浸漬槽202の上方に、従来の懸吊運搬装置において使用されるような、I字プロフィールを有する駆動レール216が延びている。駆動レール216の下方かつ浸漬槽202の上方に、駆動レール216に対して平行に、上方へ向かって開放したU字プロフィールを有するガイドレール218が延びている。] [0058] 車両ボディ204が移送システム206によって移送される、移動方向が、図21に矢印220で示されている。駆動レール216とガイドレール218は、浸漬槽202の中心に関して、移動方向220に対して垂直の方向に外側へ向かって変位されており、ガイドレール218は、駆動レール216よりもさらに外側に延びている。] 図21 [0059] 駆動装置210は、原則的に、従来の懸吊運搬装置から知られた構造である。この駆動装置210の各々は、移動方向220において先を行く、専門用語で「リーダー」と称されるシャーシ222と、移動方向220において後を追う、専門用語で「フォロワー」と称される、他のシャーシ224を有している。リーダー222とフォロワー224は、既知のように、ガイドおよび支持ローラを有しており、同ローラは、ここではそのものとして参照符号を持たず、かつ駆動レール216のI字プロフィールの種々の面に接して転動する。リーダー222ないしフォロワー224のローラの少なくとも1つは、駆動ローラとして用いられ、そのために電動機226ないし228によって回転可能である。場合によっては、リーダー222のみが駆動されれば、十分な場合もある。駆動装置210を介して駆動される移送キャリッジ208は、場合によっては、移送ルートを場所的な条件に適合させるために、駆動レール216が所定の領域内に傾斜して延びなければならない場合に、勾配を克服することもできる。] [0060] 各駆動装置210のリーダー222とフォロワー224は、結合フレーム230によって互いに結合されており、その結合フレームは、特に図22から24でよく見ることができる。] 図22 [0061] 結合フレーム230は、既知のように、制御装置232を支持しており、その制御装置は、浸漬塗装設備200の中央の制御と、かつ場合によっては浸漬塗装設備200内に存在する他の駆動装置210の制御装置232と、通信することができる。このようにして、種々の移送キャリッジ208のほぼ独立した運動が可能である。] [0062] 駆動装置210を支持キャリッジ212と結合する伸縮装置214は、3つの部分からなる、垂直に延びる伸縮アーム234を有しており、その長さが調節可能である。この伸縮アームは、その上方の端部において前側で、外歯切り238を有する歯車236と相対回動不能に結合されているので、伸縮アーム234の長手軸と、歯車236の回転軸240(図24を参照)が一致し、あるいは少なくとも互いに密着している。歯車236自体は、リーダー222とフォロワー224の間のほぼ中央において、回転軸240が垂直に延びるように、結合フレーム230に回転可能に軸承されている。] 図24 [0063] 歯車236は、駆動装置210の制御装置232と通信する操作モータ242によって駆動することができ、そのためにその操作モータは、歯車236の外歯切り238に歯合する歯車244を駆動する。それによって伸縮アーム234は、回転軸240を中心にそれぞれピニオン244の回転方向に応じて、時計方向にも反時計方向にも回転することができる。] [0064] 操作モータ242とピニオン244は、見やすくするために、図24のみに示されており、そのために結合フレーム230は、そこでは部分的に切り欠かれている。] 図24 [0065] 伸縮アーム234は、上方の伸縮部材246を有している。その伸縮部材が、歯車236から離れた、横支持体248に設けられた端部に、ガイドローラ250を支持しており、そのガイドローラは、垂直の回転軸252を中心に回転可能であって、かつガイドレール218のU字プロフィール内で走行し、それが特に図25と26に示されている。このようにして、移動方向220に垂直に立つ平面内で、伸縮アーム234が垂直から傾くことが防止されている。] 図25 [0066] 伸縮アーム234は、上方の伸縮部材246の他に中央の伸縮部材254と下方の伸縮部材256を有している。伸縮部材246、254および256は、互いに対して摺動可能であって、それについては下で再度もっと詳細に説明する。] [0067] 下方の伸縮部材256は、中央の伸縮部材254内で摺動可能なキャリッジ256として用いられ、以下においてはキャリッジと称する。キャリッジ256の下方の自由な終端領域258に、回転ピン260が軸承されている。この回転ピンが、図22と23に示す水平の回転軸262を定める。回転ピン260は、キャリッジ256によってその下方の終端領域258内で連動されるギアモータ264(図27を参照、カバーが除かれている)を介して、回転軸262を中心に両回転方向に回転することができ、そのギアモータは、移送キャリッジ208の制御装置232と通信する。] 図22 図27 [0068] 特に図22、23および27においてよく認識できるように、支持キャリッジ212は、中空プロフィールとして形成されて、互いに対して平行に走行する、矩形の断面を有する2つの長手補強材266と268を有しており、それらは中央において、円形の断面を有する横トラバース270によって結合されている。キャリッジ256の回転ピン260は、支持キャリッジ212の長手補強材266の外側面と相対回動不能に結合されており、回転ピン260と支持キャリッジ212の横補強材270は、互いに対して同軸に延びている。長手補強材266と268の端面に固定手段272が取り付けられており、その固定手段によって、塗装すべき車両ボディ204は、それ自体知られたやり方で、支持キャリッジ212に取り外し可能に固定することができる。] 図22 [0069] キャリッジ266は、回転ピン260を介して、従って、移送キャリッジ208が全体としてL字形状のブラケットとして形成されている側においてのみ、支持キャリッジ212を支持している。移送キャリッジ208は、駆動レール216に沿って移動する間、支持キャリッジ212が固定手段272によって、駆動レール216に対して側方に変位して配置されているように、方向付けすることができる。それによって、移送システム206のどのコンポーネントも、たとえば特に駆動レール216または駆動装置210が、空間内で固定手段272を有する支持キャリッジ212を越えて垂直に配置されないことを、保証することができる。従って移送システム206のコンポーネントから落下するごみ、たとえば埃、オイルなどにより車両ボディ204が汚れる危険は、減少されている。] [0070] 上述したように、伸縮アーム234の伸縮部材246、254および256は、互いに対して移動することができる。そのために個々の伸縮部材246、254および256の横断面は、中央の伸縮部材254が上方の伸縮部材246内で、そしてキャリッジ256が中央の伸縮部材254内で案内されて摺動できるように、互いに相補的に形成されている。] [0071] 図28に一部破断して示す、伸縮アーム234の第1の実施例において、中央の伸縮部材254はその、常に上方の伸縮部材246内にある、上方の端部の端面に、操作モータ274を支持しており、その操作モータは、移送キャリッジ208の制御装置232と通信し、かつ駆動ピニオン276を2つの回転方向に駆動することができる。チェーン278が、操作モータ274の駆動ピニオン276と循環ピニオン280の両方を介して延びており、その循環ピニオンは、中央の伸縮部材254の下方の端部に軸承されており、その端部は、上方の伸縮部材246から下方へ向かって突出している。チェーン278は、図28Aにおいて左の張り部分282において、結合ボルト284と結合されており、その結合ボルトが、上方の伸縮部材246に移動できないように取り付けられている。チェーン278の、対向する第2の張り部分286は、結合ボルト288と結合されており、その結合ボルトが、伸縮アーム234のキャリッジ256と移動できないように結合されている。キャリッジ256の結合ボルト288は、中央の伸縮部材254の前壁に設けられたスリット290内で案内されており、それに対して上方の伸縮部材246の結合ボルト278は、中央の伸縮部材254の側方を通過するように案内されている。] 図28A [0072] 操作モータ274が移送キャリッジ208の制御装置232によって、駆動ピニオン276が図28A内で時計方向に回転するように、駆動された場合に、キャリッジ256と結合された結合ボルト288がチェーン278によって下方へ連動されるので、キャリッジ256が中央の伸縮部材254から引き出される。同時に、中央の伸縮部材254が、上方の伸縮部材246に固定された、移動できない結合ボルト284に基づいて、上方の伸縮部材246から引き出される。このようにして、伸縮アーム236が、全体として引き出される。伸縮アーム236は、駆動ピニオン276が操作モータ274によって、図28Aにおいて反時計方向に移動するように回転されることによって、再び引き込むことができる。] 図28A [0073] 伸縮アーム236の代替的な形態が、図29に一部破断して示されている。そこでは、チェーン278は、操作モータ274の駆動ピニオン276と第1の結合ピニオン292および第2の結合ピニオン294を介して走行する。結合ピニオン292と294は、同軸にそれぞれ平歯車を支持しており、それらは、図29を見ても認識できない。結合ピニオン292に設けられた平歯車の外歯切りが、伸縮アーム234の上方の伸縮部材246と移動できないように結合されたラック296に歯合し、かつ中央の伸縮部材254の上方の領域内に配置されている。それに対して結合ピニオン294は、中央の伸縮部材254の下方の領域内に配置されている;それに取り付けられている平歯車の歯切りが、伸縮アーム234のキャリッジ256と移動できないように結合されたラック298に歯合する。そのために、結合ピニオン294に設けられた、図では認識できない平歯車が、中央の伸縮部材254の側面を通って延びている。] [0074] 操作モータ274が移送キャリッジ208の制御装置232によって、駆動ピニオン276が図28A内で反時計方向に回転するように駆動された場合には、結合ピニオン292と294も、反時計方向に回転される。それに固定されている平歯車が、ラック296ないし298内へ歯合することによって、伸縮アーム234の中央の伸縮部材254が上方の伸縮部材246から、そして同時にキャリッジ256が中央の伸縮部材254から引き出される。] 図28A [0075] チェーンピニオン276が、時計方向に回転された場合には、キャリッジ256が中央の伸縮部材254内へ、そして同時にそれが上方の伸縮部材246内へ引き込まれる。] [0076] ここに図示されていない展開において、伸縮部材246と254およびキャリッジ256上昇/下降運動は、スラストチェーンおよび類似の装置によっても、もたらすことができる。] [0077] 上述した電気泳動浸漬塗装設備の機能方法は、以下のごとくである:] [0078] 塗装すべき車両ボディ204が、図21において実質的に水平の方向付けで(矢印220を参照)、前処理ステーションから供給され、その前処理ステーション内で車両ボディ204は、既知のように洗浄、脱脂などによって塗装プロセスに合わせて準備される。] 図21 [0079] キャリッジ256は、その一番上の位置へ移動され、そこでは伸縮アーム234の伸縮部材256、254および256は、互いに引き込まれているので、伸縮アームはその最小可能な長さを有している。それに応じた位置が、図30に斜視図で示されている。該当する移送キャリッジ208の駆動装置210は、電動機226と228によって駆動レール216に沿って浸漬槽202上へ供給され、付属の支持キャリッジ212が、伸縮装置214を介して連動される。伸縮アーム234の上方の伸縮部材246に設けられたガイドローラ250が、ガイドレール218のU字プロフィール内で走行するが、それは重量吸収には用いられない。移送キャリッジ208とそれに固定された車両ボディ204の重量は、駆動装置210を介して完全に駆動レール216によって支持される。] 図30 [0080] 移送キャリッジ208が、浸漬槽202の入口側にある前壁に接近すると、操作モータ274によって伸縮アーム234が上述したやり方で引き出されることによって、移送キャリッジ208を介して車両ボディ204を支持するキャリッジ256が、だんだんと下降される。車両ボディ204のフロントが、浸漬槽202の前壁を越えて浸漬槽202の内部へ突出するとすぐに、同時にギアモータ264によって回転ピン260とそれに伴って、固定手段272とそれに固定された車両ボディ204とを有する支持キャリッジ212が、回転軸262を中心に回転される。従ってこの領域において、車両ボディ204の運動全体は、3つの運動、すなわち駆動レール216に沿った水平の直線運動(矢印220)、回転軸240に沿った、従って伸縮アーム234の長手軸にも沿った、垂直の直線運動および、図21の視野において時計方向に行われる、回転ピン260の回転軸262を中心とする回転運動、の重ね合わせと考えられる。その際に、車両ボディ204は、浸漬槽202の入口側の前壁を越えて「回る」。それに応じた位置が、図31に斜視図で示されている。] 図21 図31 [0081] キャリッジ256の下降が続行され、かつ回転ピン260の回転軸262を中心とする車両ボディ204の回転が続行されるなかで、最終的に、図32に示すように、車両ボディ204が実質的に垂直になる位置が達成される。車両ボディ204は、まだ浸漬槽202の入口側の前壁の比較的近傍にある。移送キャリッジ208がさらに移動され、それに伴って車両ボディ204の中心と浸漬槽202の入口側の前壁との間の間隔が増大する程度において、回転ピン260とそれに伴って車両ボディ204がさらに時計方向に回転されるので、図33に示すように、車両ボディ202は仰向けになる。水平方向における移動速度と回転速度は、この浸漬運動の際に車両ボディ204が、浸漬槽202の入口側の前壁からほぼ同一の間隔を維持するように、互いに対して調整することができる。] 図32 図33 [0082] 遅くとも、車両ボディ204が完全に「仰向け」になって、それに伴って再び水平に位置する、図34に示す瞬間には、車両ボディ204は完全に液状の塗料内に浸漬されている。車両ボディ204は、まず、この位置において移送キャリッジ208によって浸漬槽202を通して、浸漬槽202の出口側の前壁により近づくまで、さらに移送される。] 図34 [0083] その後、車両ボディ204の引上げ工程が開始される。これがまた、3つの運動、すなわち移送方向220における水平の直線運動、回転軸240に沿った、従って伸縮アーム234の長手軸にも沿った垂直運動および回転ピン260の回転軸262を中心とする回転運動、の重ね合わせである。まず、車両ボディ204は、回転ピン260が時計方向にさらに回転することによって、図35と36に示すように、垂直にされる。その後、車両ボディ204は、伸縮アーム234が引き込まれ、それに伴ってキャリッジ256が上昇し、かつ回転運動が続行されるなかで、浸漬槽202の出口側の前壁を越えて回り、その後新たに移送方向220において浸漬槽202の後方で、新しく塗装された車両ボディ204の水平の位置が達成され、その位置が図38に示されている。] 図35 図38 [0084] 上述した浸漬塗装設備200は、もっと小さい対象(小物品)を塗装するために使用することもできる。そのために、たとえばそれとして示されていない保持バスケットを、支持キャリッジ212に固定することができ、その保持バスケットが、図示されていない小片の、塗装すべき対象を、たとえばばらで有している。なお、この種の保持バスケットは、その装填開口部が下方を向いて、コーティングすべき対象が落ちてしまうような、浸漬槽202を通る位置で案内されることはない。] [0085] 上述したように、伸縮アーム234は、操作モータ242を介して垂直の回転軸240を中心に回転することができる。図21と30から38に示す運動学において、伸縮アーム234は、その垂直の回転軸240に関して、キャリッジ256に設けられた回転ピン260が、その水平の回転軸262が移動方向220に対して垂直になるように方向付けされる、位置をとる。伸縮アーム234は、操作モータ242を然るべく停止させることによって、この位置に保持される。] 図21 [0086] 垂直の回転軸240を中心とする伸縮アーム234の回転可能性は、図21と30から38に示す運動学において、車両ボディ204が浸漬槽202を離れて、それ移行の加工のために移送キャリッジ208によって取り出された場合に、初めて生じる。] 図21 [0087] 移送キャリッジ208は、その後、これから塗装すべき車両ボディ204を新たに装填することができるようにするために、再び浸漬塗装設備200の入口へ戻されなければならない。そのためには、操作モータ242が操作されて、それを介して伸縮アーム234の上方の伸縮部材246に設けられた歯車236が回転されることによって、キャリッジ256に設けられた回転ピン260が移動方向220に対して平行に方向付けされるまで、支持キャリッジ212が垂直の回転軸240を中心に、駆動装置212の結合フレーム230に対して回転される。さらに、支持キャリッジ212は、ギアモータ264を介して回転ピン260が然るべく回転されることによって、その長手補強材266と268が垂直になる位置へ移動される。この位置が、図22と23に示されている。図30には、移送キャリッジ208が見られ、その移送キャリッジは、駆動レール216に対して平行に延びて、見ることのできないレールカーブ片を介してこの駆動レールと結合されている、駆動レール216’上の「復帰位置」において、浸漬塗装設備200の入口へ戻される。] 図22 図30 [0088] 移送キャリッジ208を駆動レール216から駆動レール216’へ引き渡すことは、横移動を介して行うこともでき、そのために駆動レール216、216’を結合するレールカーブ片が必要になることはない。] [0089] 支持キャリッジ212とその垂直位置が、駆動装置210に対して回転することによって、浸漬塗装設備200の出口からその入口への帰路における移送キャリッジ208のためのスペース需要が減少される。] [0090] 上で図30から38を用いて説明した、浸漬槽202を通過する際の車両ボディ204の移動シーケンスは、単なる例である。移送キャリッジ208の構造的形態は、それぞれ車両ボディ3の種類に適合させることのできる、他の多数の運動学を許す。たとえば、車両ボディ204を、「屋根を上」にして浸漬槽202を通して案内することができる。] 図30 [0091] 代替的に、支持キャリッジ212の回転軸262を、浸漬槽202内にある液体の液面上ぎりぎりで案内することが、可能である。この場合において、車両ボディは、「屋根を下」にして浸漬槽202を通して案内される。、支持キャリッジ212も、キャリッジ256も浴液と接触しないようにすることができ、それによって浴液が1つの浸漬槽から次の浸漬槽へと引きずられ、かつ潤滑剤が浸漬槽内へ持ち込まれる危険が減少される。] [0092] たとえば、車両ボディ204が、浸漬槽202を通して案内される場合に、垂直の回転軸240によって設定される他の自由度を利用することも可能である。すなわち、車両ボディ204は、浸漬槽202が然るべく設計されている場合に、浸漬槽を通って横方向に案内することができ、図30から38に示すように、縦方向には案内されない。また、伸縮アーム234は、垂直軸240を中心に、回転ピン260ないしその回転軸262が移動方向220と0°と90°の間の角度を形成する距離だけ、回転することもできる。また、車両ボディ204が浸漬槽202を通して案内される間、伸縮アーム234は、垂直の回転軸240を中心に双方向に回転することができ、それによって浸漬槽202内で車両ボディ204の「ローリング」が得られる。] 図30 [0093] 従って車両ボディ204のために、4つの運動、すなわち水平の直線運動(運動方向220に従う)、回転軸240に沿った、従って伸縮234の長手軸にも沿った、垂直の直線運動、回転ピン260の水平の回転軸262を中心とする回転運動および伸縮アーム234の垂直の回転軸240を中心とする回転運動、の重ね合わせとして理解できる、移動シーケンスを得ることができる。] [0094] 懸吊運搬システムとして形成された移送システム206は、他のコンセプトの設備において必要とされるような、浸漬槽202の右および/または左に他の構造を必要としない。それによって、浸漬塗装設備200は、全体として比較的細く抑えることができる。] [0095] 支持キャリッジ212を側方で軸承することによって、さらに、移送キャリッジ208の他の構成部品によって車両ボディ204が陰になることがなく、陰になることは、浸漬槽内で、適切な運動学および/または浸漬槽内のより長い滞留時間によってそれなりに複雑に補償されなければならない。] [0096] 浸漬槽を通して車両ボディ204を案内する場合に、キャリッジ256の、水平の回転ピン262を支持する、下方の終端領域258が、浴液内へ下降される。それによって垂直の回転軸260を、支持キャリッジ212によって収容される車両ボディ204の重心の近傍に配置することができる。それが、回転軸が車両ボディの重心から比較的離れている、既知のシステムにおいてそうであるよりも、車両ボディのための移動シーケンスにおいて、より良好な力分布をもたらす。]
权利要求:
請求項1 浸漬処理設備であって、a)少なくとも1つの浸漬槽(2;102;202)であって、処理液によって充填可能であって、処理液内に、処理すべき対象(3;103;204)、特に車両ボディが、浸漬できる、浸漬槽と、b)移送システム(4;104;206)であって、 処理すべき対象(3;103;204)を浸漬槽(2;102;202)へ近づけ、浸漬槽(2;102;202)の内部空間へ挿入し、浸漬槽(2;102;202)から取り出して、そこから離れるように移動させることができ、かつ、 少なくとも1つの移送キャリッジ(5;105;208)を有し、移送キャリッジが、回転軸(24;124;262)を中心に回転可能な固定装置(29;129;212;272)を有し、固定装置に少なくとも1つの対象(3;103;204)が固定可能である、移送システムと、を有する浸漬処理設備において、c)移送キャリッジ(5;105、208)が、垂直に可動な垂直キャリッジ(21;121;256)を有し、垂直キャリッジに、回転軸(24;124;262)を定める構成部品(24;124;260)が、全体として少なくとも1つの対象(3;103;204)のために、水平の直線運動、垂直の直線運動および回転軸(24;124;262)を中心とする回転運動を重ね合わせた、移動シーケンスが得られるように、軸承されている、ことを特徴とする浸漬処理設備。 請求項2 移送キャリッジ(5;105、208)が:a)駆動レール(41;141;216)上を動力で走行可能な駆動装置(6;106;210);b)駆動装置(6;106;210)に結合された支持構造(7;107;254,256)であって、垂直キャリッジ(21;121;256)が固定される、支持構造、を有している、ことを特徴とする請求項1に記載の浸漬処理設備。 請求項3 駆動レール(41;141;216)と駆動装置(6;106;210)が、従来の懸吊運搬装置の形式に従って形成されている、ことを特徴とする請求項2に記載の浸漬処理設備。 請求項4 支持構造が、支持キャリッジ(7;107)であって、支持キャリッジがガイドフレーム(18;118)を有し、ガイドフレームが、移動方向に延びる少なくとも1つのガイドレール(18;108)に接して案内されている、ことを特徴とする請求項2または3に記載の浸漬処理設備。 請求項5 駆動装置(6)が、少なくとも1つの動力で回転可能な巻取りローラ(15)を有し、巻取りローラ上に少なくとも1つのフレキシブルな引っ張り手段(17)が巻取り可能ないしそれから引出し可能であって、引っ張り手段の下方の端部が、垂直に走行可能な垂直キャリッジ(21)と結合されている、ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の浸漬処理設備。 請求項6 支持構造(107)が、垂直に移動できない部分(150)に、少なくとも1つの動力で回転可能な巻取りローラ(115)を有しており、巻取りローラ上に少なくとも1つのフレキシブルな引っ張り手段(117)が巻取り可能ないしそこから引出し可能であって、引っ張り手段の下方の端部が、垂直に走行可能な垂直キャリッジ(121)と結合されている、ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の浸漬処理設備。 請求項7 フレキシブルな引っ張り手段が、支持バンドである、ことを特徴とする請求項5または6に記載の浸漬処理設備。 請求項8 フレキシブルな引っ張り手段が、チェーンである、ことを特徴とする請求項5または6に記載の浸漬処理設備。 請求項9 フレキシブルなチェーンが、圧力を受けて強ばるので、圧力を伝達することができるように形成されている、ことを特徴とする請求項8に記載の浸漬処理設備。 請求項10 支持構造(254、256)が、垂直方向に引込みまたは引出し可能な伸縮装置(214)によって包囲されており、伸縮装置がキャリッジ(256)を案内する、ことを特徴とする請求項2または3に記載の浸漬処理設備。 請求項11 回転軸を定める構成部品(24;124;260)を回転可能にするモータ(26;126;264)が、キャリッジ(21;121;256)に配置されて、そのキャリッジと共に垂直に走行可能である、ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の浸漬処理設備。 請求項12 支持構造(107;254、256)が、駆動装置(106;210)に対して、実質的に垂直の軸を中心に回転可能である、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の浸漬処理設備。 請求項13 浸漬処理設備(101)の出口から入口へ、移送キャリッジ(105)の戻るルートに沿って、少なくとも1つのガイドレール(156)が延びており、ガイドレールが、支持キャリッジ(107)に設けられたガイド部材(155)と協働する、ことを特徴とする請求項12に記載の浸漬処理設備。 請求項14 移送キャリッジ(208)が、固定装置(212、272)がレール(216)の少なくとも一部に沿って、レール(216)に対して側方へ変位して移送可能であるように、整えられている、ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の浸漬処理設備。 請求項15 固定装置(212、272)が、固定手段(272)を備えた支持構造(212)を有しており、支持構造が、側面のみを介して、移送キャリッジ(208)の他の構成部分(256)によって支持されている、ことを特徴とする請求項14に記載の浸漬処理設備。 請求項16 固定手段(218、248、250)が設けられており、固定手段が移送キャリッジ(208)を、レール(216)に対して平行の傾き軸を中心に傾かないように固定する、ことを特徴とする請求項14または15に記載の浸漬処理設備。 請求項17 固定手段(218、248、250)が、レール(216)に対して平行かつ下方に配置された、支持構造(218)を有しており、支持構造に支持キャリッジ(208)が支持されている、ことを特徴とする請求項16に記載の浸漬処理設備。 請求項18 固定手段(218、248、250)が、移送キャリッジ(208)に取り付けられた、垂直の回転軸を中心に回転可能なガイドローラ(250)を有しており、ガイドローラが、それに対して相補的なガイドレール(218)内で案内されており、ガイドレール(218)が駆動レール(216)の下方において、それに対して平行に延びている、ことを特徴とする請求項10に記載の浸漬処理設備。
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